中津宮古墳

紹介文
万葉歌碑(第10号歌碑)横の小道を山に登ると志賀海神社中津宮が鎮座する。平成6年、この前庭部で志賀島で初めての古墳が発見され、福岡市教育委員会が発掘調査を行った。墳丘の規模や形態は神社の造成で不明だが、長さ2.75m、幅1.65mの竪穴系石室が検出された。須恵器、鉄製武器、耳環やガラス玉の装飾品などが副葬されていた。7世紀前半に築造された古墳で、勝馬を拠点とした海人集団の首長の墓であろうと調査者は推定している。
現在は埋め戻されて、古墳を見ることはできない。
参考文献
福岡市教育委員会 1995 『志賀島・玄界島』(福岡市埋蔵文化財調査報告書第391集)
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