諸岡B遺跡
紹介文
この遺跡は、御笠川と那珂川の間にはさまれた、標高約23mの丘陵の上に位置する。
江戸時代の記録の『筑前国続風土記』には、建武新政期の合戦の場所と記されており、太平洋戦争中に高射砲陣地が作られた時には多くの弥生時代の甕棺墓が出土した。また、昭和28年には戦没者を祀る忠魂社の建立時には細型銅剣や貝輪を副葬した甕棺墓が出土した。その後、昭和47年から始まる発掘調査で、先土器時代から中世後半にわたる複合遺跡であることがわかりった。
先土器時代の石器、弥生時代では朝鮮系無文土器が出土する小竪穴、貝輪を副葬する甕棺墓などが発見された。古墳時代では丘陵上に5基の円墳がつくられ、八幡宮裏にその1基を見ることができる。中世後半期には地下式横穴墓が営まれていた。
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