龍宮寺
紹介文
浄土宗鎮西派。山号の冷泉山は博多津の異称冷泉津にちなむ。開山谷阿上人。開基年不詳。初め袖の湊の海辺にあり寺内まで潮が入ったので浮御堂と称した。貞応元年(1222)海中より人魚が出現し、国家長久の瑞兆と占われ、寺内に埋葬し寺名を龍宮寺と改めたという。
文明12年(1480)、当時博多を支配していた守護大名大内氏に招かれて筑紫に下った連歌師飯尾宗祇は当寺に寄寓し博多百韻を興行、「秋更けぬ松のはかたの奥津風」と詠じた。この道中を記した「筑紫道記」はすぐれた紀行文として、応仁の乱後の博多を語る貴重な史料である。
慶長5年(1600)、本誉上人が現在地に移転、再興した。
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