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福岡城跡石垣見学会を開催いたしました

【2014年09月25日】

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去る9月20日(土)、修復の終わった福岡城上之橋御門石垣を市民の皆様にご覧いただき、修復工事の内容や工事の際に判明した事柄をご紹介するとともに、本丸周辺の石垣の見どころを巡る見学会を開催いたしました。

 

前日までの雨で足元の悪い状態でしたが,80人もの皆様に御参加いただきました。

石垣見学会は上之橋御門北側石垣の説明を行ったのち、東御門跡石垣、祈念櫓下石垣、武具櫓下石垣,天守台石垣をめぐりました。

 

  

 

 

福岡城上之橋御門石垣の石に刻まれた刻印です。現代人の目からは①に見えますがその意味するところは不明です。手に届く場所にありますのでぜひ探してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東御門跡の石垣でひときわ大きい「鏡石」です。構造上は弱くなりますが,権威を示すためであるとか装飾的効果のため等の諸説があります。

 

 

 

 

 

福岡城の石垣で最も高いのがこの武具櫓下の石垣です。その高さは10mを超えます。

 

 

 

 

 

福岡城の石垣のうち最も古い技法で築かれているのがこの天守台です。自然石を用いた野面積(のづらづみ)で他の石垣に比べて傾斜が緩くなっています。