福岡城下之橋御門

紹介文
旧福岡城の門のうち、現在も本来の位置を保っているのは、この門のみである。
旧福岡城三の丸の堀には、東側に上の橋、西側に下の橋の二ヶ所の橋がかかり、それぞれに枡形を設けて城門が作られていた。この門は、下の橋側の城門であり、本来は二層の櫓門であった。それが一層の門に改装された時期は明らかではないが、昭和9年撮影の写真ではすでに一層であり、明治時代の間で一層に改められたものと推測される。ただし、部材は旧来の部材を転用しており、二層であった痕跡を明瞭にとどめ、さらに「文化二年」の墨書が残されていた。
平成12年8月の不審火で消失したが、平成18年~20年で、本来の二層櫓門に復元工事が行われている。
櫓門の様子をYoutubeで紹介しています。(3次元計測・株式会社テクノブレイン作成)
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