浄満寺山門
紹介文
浄満寺は、浄土真宗本願寺派に属し、寛永12年(1635)那珂郡春吉村(現在の福岡市博多区)で開基され、承応三年(1654)福岡大工町に移転、さらに寛文11年(1671)現在地に移ったといわれている。山門は、一間一戸、切妻造、本瓦葺の四脚門である。門の柱は、切石の上に立ち、柱の上は三斗組、軒は二軒で、門構えの中に板唐戸の扉を設ける。
各部に杉、欅、楠などの材が混用されており、18世紀に入って修復が加えられたものと考えられるが、建造当時の古形をとどめている。
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