舞松原古墳
紹介文
舞松原古墳(まいまつばらこふん)は、四世紀の終わりごろ(古墳時代)に造られたもので、当時この地域を治めた首長の墓と考えられる。
大きさは、円丘の径29.5m、全長約37m、高さ4.5mで、上から見ると帆立貝の形をしている(造出をもつ円墳・帆立貝式古墳)。
埋葬は、竪穴を掘り木棺を直接おさめる方法(木棺直葬)で、大半はこわされていたが、鉄の斧、鍬(くわ)先、鎌が出土した。また、円丘の頂部で二重口縁壺(にじゅうこうえんつぼ)も出土している。
なお、古墳の裾には、平安時代の土坑墓(どこうぼ)があり、青銅製の八稜鏡(はちりょうきょう)、青磁碗、土師器(はじき)皿を副葬している。
この古墳は、東区内に残っている数少ない首長墓のひとつである。
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