女原瓦窯跡

紹介文
正式名称は、「鴻臚館跡 附 女原瓦窯跡」(こうろかんあと つけたり みょうばるかわらがまあと)。
女原瓦窯跡は、伊都土地区画整理事業に伴い、平成23年1月から平成24年12月まで本市が発掘調査を行った遺跡で、丘陵の西側斜面に5基の瓦窯跡が良好に残ってることが確認された。
いずれも地下式登窯である。出土した瓦の時期などから、3号、5号窯跡が9世紀後半、1号、2号、4号窯跡は10世紀前半に操業していたと考えられる。最も遅く築かれた4号窯跡は瓦陶兼業窯もしくは土師器専用窯だった可能性がある。
出土した多くの瓦を検討した結果、鴻臚館跡で出土している瓦と同じ型で製作されていることが判明し、平安時代の鴻臚館に瓦を供給していた窯であることが明らかとなった。
※この遺跡は調査後埋め戻し保存されており、現在見ることはできません。
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