比恵遺跡出土品(第6次調査)

紹介文
第6次調査では、甕棺墓44基、土壙墓7基、竪穴住居9基、掘立柱建物22棟、井戸50基などが見つかっている。
このうち、弥生時代中期前半の28号甕棺墓からは、細形銅剣が出土した。
細形銅剣は,全長30.35cm、最大幅は4㎝。剣身は切先から刳方までを研ぎ出している。剣身片側の関上部から刳方上部にかけて,幅7~8㎜単位の絹巻きの痕跡があり,また茎にも絹糸を巻き付けている。ほとんど欠損はなく保存状態も良い。
弥生時代の首長層の存在を理解する上で重要な資料である。
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